ランは新参者。
  カトレアなどの着生ランは・・・泣き泣き樹上生活者にならざるをえなかった!!
  着生ランは空気が好きだから・・着生しているのではない。
  土壌のない樹の上でも生きられるというのは、
  着生ランが自生するところは・・・非常に多くの雨が降るところである!!
  こういうエリアでなければ生長できない。
  着生ランは「乾燥」を好きなのではない。

  だから、SUGOI-ne栽培では、
  カトレアもCymbidiumも同じように潅水しなければならない。

  水ゴケ、バークでは、自生地の雨期のような多量の潅水を出来なかった!!
  欠陥コンポストだったからである。
  このことが、多くの誤解を生んだ。
  栄養成長期でも・・・カラカラ乾燥!!
  そんな雨期は自生地にはない。

 
乾期は「多湿」である
  乾期は昼夜の温度較差が雨期の時よりも大きくなる!!
  砂漠、サバンナでは最低温度0℃、最高温度40℃という日本ではありえない温度較差になる。
  カトレアの自生地の乾期の温度較差。
  砂漠ほどではないが20℃以上の温度較差はザラである。

  着生ランの多くは、雨期乾期のある地帯に多く自生する。
  着生ランの自生地の乾期。
  特に熱帯エリアに自生するラン、カトレアなどにとっては、厳しい温度較差による温度急変に見舞われる。
  しかし、この温度急変は、着生ランにとって命の綱ともいえる「水」をもたらす!!
 
 急激な温度下降は「結露」を作る!!
  夕方から朝にかけて・・・・「多湿」な空中湿度を作る。

   CAM型ランの自生地は、なべて乾期の夜は「多湿」なのである。
    この状態を日本の冬の温室では作れない。
    暖房機は「乾燥機」だからである!!

   自生地にないカラカラ・・・・の空気を夜に作ってきた!!
   とんでもない自生地と異なる環境で私達は栽培してきたのである。
   この乾燥した夜間の空気では・・・・鉢内の乾燥では・・・SUGOI−neは大失敗する!!
   なぜなら、SUGOI−neは乾期の夜間の結露による「多湿」で大成功するように作ったからである!
   カトレアの自生地の乾期は「多湿」である。
   だからこそ、樹の上、岩石の上で生きられる。
   プロトコームが生きられるのである!!
   皆さんの素焼鉢 水ゴケ栽培の乾燥ではプロトコームは生きられない!!
   このことを深く考えれば、SUGOI-ne栽培は大成功する!!

     結露の勉強は  ここにクリック

  シャボテンのトゲ。

  このトゲは伊達や酔狂であるのではない。
  一定の密度で生えている。
  トゲとトゲの間隙に結露した水滴が表面張力で落下しない密度である。
  更にトゲの先端に水滴が付着しやすくなっている。
  エアープラントの葉先が細く尖っている。
  細く尖っていると・・・・そこに結露しやすいからである。


  

 エアープランツ。
  乾燥に素晴らしく耐える力を備えているが、
  そういう環境を喜んではいない。
 
   深い霧を要求している植物である。
   自生地に深い霧の湿度があるからこそ、
   樹の上、岩の上でも生きられる。
   カトレアも同じ。
   誤解してはならない。

   エアープランツも種子から芽生える時は、
   他の一般の植物と同じ湿度が必要である。
   と・・・言うことは、自生地にそのような多湿
   の時期がある・・・ということである!!

   逆境への耐久力、適応力を喜んでいる・・・
   と誤解してはならない。
   SUGOI−ne栽培の・・・ここが最も大切なこと。
   カラカラ乾燥など絶対にやってはならない!!


  カトレア温室にエアープランツを
  吊り下げているのを見かけるが、
  こういう人はSUGOI−neで失敗する。
  乾燥への理解が異なるからである。
  カトレアも、エアープランツも栄養生長のときは、
  多量の水を要求するからである。

  この水で種子が発芽出来る。

 着生植物 アンスリュウム
   熱帯雨林に多量な雨が降るからこそ
   樹の上で生きられる。

   一年中乾燥しているところに着生植物は
   ほとんどない。

   アナナスのエアプラントだって、
   湿度がなければ芽生えることは出来ない。
   この植物も乾燥好き好んで入るわけではない。
ランの乾燥とは・・・・どんな状態????
どういう状態の時・・・潅水する????

蘭界には
「ランの乾燥の定義」がなかった。
このことがラン栽培を難しいものにしてきた。
枯れることを前提にしたラン栽培。
「消費者」とは・・・ランを枯らす人を「消費者」という。
ランに心動かされ買い求めた人は枯らしたくはない。
ランの乾燥のことが解からないから潅水で失敗する。


蘭界はこのことを解決してこなかった!!
枯れてもらわないと・・・「売れない」
そういう考えも一面にはある。
大量生産大量消費のシステムがラン界にも導入されて、
メリクロン生産のランのみでなく「原種」にまで及んでいる。

純消費のランは・・・・
当然価格は下落する。
蘭展での販売は年々低下する。
感動は薄れてゆく・・・・。
現在蘭界は・・逆回転している。

この逆回転を・・・正常な回転にするためにSUGOI-neを開発した。
ところがSUGOI-ne栽培につまずく人がいる。
なぜか????
それは特に着生ランについて誤った見方、考え方が流布しているからである。
そこで、ここでは、着生ランというものを進化の過程、ラン菌とのかかわりから、
詳しく考察することにする。

SUGOI-neに対する賛否両論。
この否定の根本を分析すると「着生ラン」という植物の解釈、自生地の理解の仕方に、
大きな勘違いと、解釈の違いをしている人が、SUGOI-ne栽培で大失敗していることがわかった。
これは、ベテランほど、本を多く読んだ人に多い。
なぜ、こういうことが起こるかということである。

これは、着生ラン、気根に対する科学的な解説の誤り、自生地の「乾期」の湿度解釈の誤りである。
この解釈の誤りにラン菌削除の水ゴケ栽培の長い栽培経験が重なって、SUGOI-neで失敗する例が多い。
このようなことは着生ランが多湿で簡単に「根腐れ」が起こるという現実である。
ラン栽培で最も怖いのが「根腐れ」だからである。
ベテランほど長い年月「根腐れ」に悩まされてきた。
ラン栽培ほとんどの技術は・・・・いかにして「根腐れ」を防止するかである。

SUGOI-neが根腐れしないコンポストだ。
そう宇井清太がいっても・・・・にわかには信じることが出来ない。
これまでの経験で、そんなコンポストにお目にかかったことはない。
ベテランほど・・・・?????・・・・となる。


着生ラン
 ランには樹上で生活しているランがある。
 これを着生ランといっている。
 この姿を人は見て・・・「樹の枝」「空中」が好きだから、そこで生活していると思う。
 乾燥が好きと・・・大きな勘違いをしている場合がある。
 右の写真は着生植物のアンスリュウムである。
 コロンビア、エクアドル原産。
 樹の上で生きられるということは・・・そこにモノスゴイ雨が降るということである。
 決して乾燥しているのではない。
 カトレアのノビリ、ワルケも樹上で生きられるということは・・・・
 必ずモノスゴイ雨が降る時期があるということである。
 着生植物が乾燥が好き!
 これは・・・・とんでもない思い違い、見解違いである!!

 SUGOI-ne栽培を行う場合、ここから認識を変える必要がある。

 ランは植物全体から見れば、一番最後に地球に生まれた植物である。
 つまり「新参者」!!
 着生ランの自生地における森林の支配者は「喬木」である。
 地面、林床は・・・既に・・・・先輩の植物が支配している。
 新参者のランの残された地面はない。

 だから仕方なしに、泣き泣き樹の枝で生きることを思いついた。
 「好き好んで・・・伊達や酔狂で・・・・」
 「樹の枝」が良い環境だから生きているわけではない。
 生きるためのギリギリのコケなどの僅かな有機物が堆積している。



 地面ではランが生きようとすれば・・・
  ○ 光の争奪の戦いでも喬木、その他の背の高い植物に勝ち目はない。
        ランは光の戦いに負ければ光合成出来ないから生存は難しい。
  ○ 養分の争奪の戦いでも、喬木、その他の植物に勝ち目はない。
        ランは十分な養分を吸収できないから生存は難しい。
  ○ 最も重要な水の争奪の戦いでも喬木、その他の背の高い植物に勝ち目はない。
        水を吸収できなければ生きることは出来ない。

この問題をランはどうやって解決したか
 樹の上を生息場所にした
 他の植物と同じ場所ところで生きようとしたランの多くの種類は、生存の危機に直面した。
 スローライフのランに勝ち目はない。だから外敵のいない樹上を選んだ。
 樹の枝なら・・・・ほとんど他の植物は侵入出来ないし、競争相手もいない。
 樹の上なら・・・・
  ○ 光は十分ある。
  ○ 養分は少ないが・・・・雨の中に含んだ尿素など僅かではある。それで最低生活すればよい。
  ○ 雨期の毎日のスコールを根に直接貯蔵すればよい。
  ○ 樹の上にもラン菌(材木腐朽菌)は菌糸を張り巡らしている。
  ○ 樹の表面にもコケなどの植物の死骸があり、材木腐朽菌が分解した養分も、少ないがある。
 細々ではあるが・・・・どうにかいきられる・・・!!

 ここでランは問題に直面した。
  1 種子をどうやって樹上で発芽させる。
  2 水をどうやって確保貯蔵する。
  3 貧しい養分の雨水、樹の有機堆積物の養分では光合成が出来ない。
  4 風で落下する。
  
  
この問題をランはどのようにして解決したか
 ランはこの場面で非常にうまいことを考えた。
 こっとも巧妙で狡猾で・・・最低のコストで生き延びることを・・・である。
 「材木腐朽菌」との共生である。
 蘭界では、この材木腐朽菌を特に「ラン菌」と呼ぶ。

   1 種子をどうやって樹上で発芽させる。
      この問題はラン菌と共生することによって発芽、プロトコーム生育が可能になった。
      種子を極限まで小さくすることによって、広範囲の樹の枝に付着させ、
      ラン菌との共生のチャンスをうかがう。

      材木腐朽菌は樹の枝、などに堆積した落ち葉、コケの死骸などを求めて菌糸を伸ばす。
      樹の上であるが、菌糸は10mも30mも伸びるから、材木腐朽菌の菌糸は地上と
      つながっている。
この地上、地面とつながっているということが極めて重要なことなのである。
      ラン菌の菌糸で着生ランの根は地面とつながっている!!

         例えばカトレアの鉢栽培。
         この鉢を温室の空間に吊るしている。
         こんなバカなことは自生地ではない。
         この鉢は・・・地上、地面とつながっていない!!
         バンダも同じ。
         自生地とは似ても似つかないランから見れば・・・・異空間なのである。
         地球上ではなく・・・別な惑星の空間なのである。
         更に水ゴケ、バークなどには材木腐朽菌(ラン菌)がいない。
         こういう自生地にないことが・・・・空間に鉢を吊るす栽培法である。
         ランから見れば・・・進化を無視した・・・とんでもない栽培である。
         棚の上に並べる鉢栽培というのは・・・地面とつながっていない異常なことなのである。

     2 水をどうやって確保貯蔵する。
         樹の上、枝は風が吹きわたる。
         地下水からの毛管水はない。
         光に曝されて直ぐに乾く。
         紫外線が強い。
       
         樹の上というのは・・・こういう環境だから、樹木は分厚い樹皮を備えているのである。
         この場所には、普通の土に自生する植物は生きられない。
         樹木に例えばパンジーの苗を糸で結わえて付けても・・・・生きられない。
         なぜか・・・????
         パンジーの根は・・・・乾燥と紫外線・・・で晴天の日なら半日も持たないで脱水、細胞破壊で死ぬ。
         ランはこの問題を最初に解決になければならなかった!!
         着生ランの根。
         一般の土に生えている植物の根とは明らかに異なる!
         ランは根を水の貯蔵庫にするために、樹の上に根を伸ばすこと考えたが、
         この乾燥、紫外線の猛威に直面した。
         植物にとって最も怖いのが・・・脱水と紫外線である。
         これは、海から陸上に上陸するのに参億年も要した。
         昆布の状態では陸上で生きることはできなかったからである。
         根での吸水機能、葉の紫外線対策が進化して初めて陸上で生きられるようになった。
         この問題が・・・ランが樹上で生きることにした時、再びこの問題が浮上した。

         露出した樹上の根は直接紫外線に曝される!!
         直接乾燥した空気、風に曝される。

         この問題をランはどうやって解決したか????
         着生ランを栽培するとき、ここのところを常に考えていないといけない。
         SUGOI-ne栽培で失敗した人は、ほとんど、ここのところでつまずく。
         解釈、理解が間違っているからである。

         ペクチン。
         Pectin.
         この細胞と細胞を接着させる「のり、糊」を分厚く根に準備した。
         紫外線カットフィルムである。
         根から水分の蒸発を防ぐ樹脂被膜である。
           野菜をサランラップで包んで貯蔵すると・・・同じ理屈である。
        このランの根を防御する最も大切な「ペクチン」。
        しかし、日本の蘭界、世界の蘭界でこれまで・・・・このペクチンについて書かれた本、論文は皆無である。
        宇井清太が世界で初めて記した。
        
        着生ランの根は、樹の上で生活しているから、地生ランのように地下水の毛管水を利用することは出来ない。
        根が吸える水は樹の幹、枝にはない。
        幹に生えたコケの水分のみでは多くの場合足りない。
        このため、着生ランの気根は・・・・樹木の気根とは異なり、
        「吸水根」。 
        スコールを受け止める「受水根」であり、
        この水を溜める「貯水根」になった。
        分厚い内皮、外皮をスポンジ状にしたのである。
        だから太い。
        この外側にペクチンの被膜が覆う根被を準備した。

        着生ランの根は空気を好むから空中に根を伸ばしているのではない!!
        樹の上で空気の酸素など絶対に不足などしないからである!!
        天から降る雨水を受け止め貯蔵しなければならないからである。
        ところが空中に根が伸びただけではランは生きられない!!
        樹にしがみついていなければ・・・落下する。
        だから、着生ランの気根は・・・・・?????
        宇井清太は着生ランの根を「気根」とは言いたくないのであるが・・・・・
        実際は気根ではなく「受水根」「貯水根」であるが、
        同時に・・・・自分の身体を支える「支柱根」の役目も同時に果さなければならない。
        このとき、素晴らしい働きをするのがペクチンという糊である。
           カトレアなどでは素焼鉢に根がピタリと張り付いて剥すのが大変なのは、
           このペクチンという糊のためである。
       つまり、自生地における着生ランの根は「支柱根」でもある。

       着生ランの根も乾燥が激しければ死ぬ!!
       植物、動物の細胞というのは、細胞内の水が約25%失うと「原形質分離」が起こり死ぬ。
       最も大切な導管、師部のある根の中心柱の細胞。
       この細胞の脱水起これば乾燥で死ぬ。
       ランからすれば、どうしても25%以内に抑えておかなければならない。
       この理由で、外皮、内皮のスポンジ内に貯蔵された水が減少したとき、
       絶妙のタイミングで水分の空中への蒸散を抑えるために・・・・ペクチンという被膜で根をカバーする。
       ペクチンは無色透明だから、ペクチンがでればカトレア、デンドロ、バンダ、コチョウランなどでは、
        根は白くなる。
        この根は硬く・・・・指で触れば・・・・ツルツルである。
        このようになれば30日、50日雨が降らなくとも根は死なない。

       このペクチンによる乾燥防御機能があるために、
       カトレアの素焼鉢、水ゴケ栽培で、カラカラの乾燥でも生きられるのである。
    
       ここでカトレア栽培者は大きな間違いを犯す。
       このペクチンのでた状態でカラカラの乾燥を「好む」と理解する。
       とんでもない間違いである。
       泣き泣き生きている状態である。
       中南米のカトレアの自生地の灼熱の状態で雨が降らない乾期。
       カトレアにとっては灼熱地獄である。
       こんな場所を好きな植物などない。

       では、なぜこんなところにカトレアは自生している??・・
       冒頭に書いたようにランは新参者。
       豊かな森、林から追放された負け組みの植物である。
       カトレアには灼熱地獄の不毛の地しか残されていなかったのである。

       なぜこんな灼熱地獄の場所でカトレアは芽生え発芽し、大きくなれるのか?????
       自生地には「ラン菌」がいる。
       灼熱の地に生える樹は乾期には葉を落としカラカラ。
       それでも・・・プロトコームが生きられる。
       なぜか?????
       灼熱の樹の上でもプロトコームが生きられる????
       この水分は・・・・どうやって確保する????
       灼熱の乾期というのは、昼夜の温度格差が30℃にもなる!!
       夜、霧も、夜露も発生する。
       この水。
       しかし、この水でも生きるに十分ではない!
   
       この場面で「ラン菌」が絶妙に働く。
       というより・・・・ランが狡猾に利用した。
       ラン菌の菌糸は冒頭に記したように・・・・・大地とつながっている!!
       5mも10mも伸ばしている。
       土中の毛管水。
       コケ内の僅かな水分。
       この水を供給している。
       これで・・・・生きられるところがランが芽生え生長し大株になり・・・・自生地となる。
       霧がない。
       夜露がない。
       ラン菌がいない。
       毛管水がない。
       コケのような保水のある植物が生えないところでは・・・・ランの自生地にはなり得ない。
 
       ところが、前記したようにカトレアの鉢栽培。
       温室内に吊るす。
       この鉢は空間に吊るされているから・・・大地と繋がっていない。
       水ゴケにはラン菌がいない。
       着生ランの自生地における水の確保は究極のテクニックを具備した上に、
       更にラン菌の菌糸の吸水、供給まで利用し生き続けている。

       このことを考えた上で、SUGOI-ne栽培を考えれば、大きな失敗はない。
       絶対にSUGOI-neをカラカラの乾燥をしてはならないということになる。
       鉢は大地と繋がっていないから・・・・大地の地下水が毛細管現象で毛管水となって、
       鉢内に浸透するということはないからである。
       鉢内というのは大地と隔絶した異空間。
       水管理を間違えれば・・・たちどころに死ぬ。
       ラン菌にいない水ゴケ、バーク、軽石で・・・ランが弱り枯れるのは至極当然である!!
         


   3 貧しい養分の雨水、樹の有機堆積物の養分では生長、維持に十分な光合成が出来ない。

    樹の上で生活することを選んだ時から、
    この養分不足、食料不足は必然的に起こる問題であった。
    「貧栄養エリア」。
    他の植物のように大きい身体にすることは出来ない。
    身体を大きくすれば、その身体を維持するだけでも多くの呼吸作用のエネルギーを必要とする。
    相撲力士達が・・・・大食しなければ身体を維持できない。
    これと同じ。
    一年で生長する量も少なくしなければならない。
    スローーライフ。
    清貧に思想の持ち主。
    ランはなべて・・・・この清貧の哲学で進化した。
    この姿を見て孔子は・・・・「儒教」の教義を作り上げた。
    横道にそれたが、
    樹の上の着生ランは・・・どこから養分を取る????
    N、P、Kは勿論のこと・・・・他の植物必須元素


    樹の上には、そのような養分も、元素も豊富ではない。
     微量要素が不足するはずである。
     でも、不思議なことに胚乳のない種子が発芽しプロトコームになり葉を出す。

     着生ランに自生地には・・・ほとんど雨期、もしくはそれに相当する雨が降る。
     着生ランの多くのランが自生する場所は、地球上で限られている。
     モンスーン気候。
     大陸性低気圧の発生で雨期になるところ、雨の降るところ。
     地形的低気圧の発生で多量の雨、霧が発生するところである。
     この低気圧が発生するところでは、雨の前に必ず「稲妻」がでる。
      「雷」である。
     「雷」は空中で静電気が放電すること。
     このスパークが起これば空中にある80%の窒素ガスが「尿素」になる。
     この窒素の尿素が含んだ雨が・・・着生ランの養分である!!
     同時に、ラン菌の養分でもある。

    だから、雨期になると・・・スコールの雨でランも、ラン菌も生長、繁殖する。
     地球上に生命が誕生したときから、生物はこの稲妻後の雨に含む「尿素」の窒素を
     養分にして生きてきた。
     だから、現在も植物の葉面散布剤の主成分は「尿素」である!!

    着生ランの気根が空中に張る場合があるのは・・・この尿素の含んだ雨を貯水するためである。

    ランの根がこの雨水を吸えるのは大きくなって自分の根を伸ばしてからである。
     その前、種子が発芽は自生地の雨期を待って行うから発芽する水分はある。
     しかしスローライフのランが問題になるのはやがて来る乾期である。
     この乾期が来る時期はプロトコーム状態である。
     この無防備なプロトコームが次の雨期まで生き延びなければ葉を出すことは出来ない。
     このプロトコームでどうやって乾期の乾燥を乗り切ることが出来るのか。
     思えば・・・着生ランの前に、次々に試練が襲ってくる!!
     ほとんどのプロトコームはこの時期に死んでゆく。
     無数の種子がランと出会い発芽するのも奇跡みたいなものであるが、
     更にプロトコームになっても乾燥でしんでゆくのである。
     これが着生ランの過酷な運命である。
     この僅かに生き残ったランが自生地のランである。
     更に過酷な運命が待っている。
     人間である。
     愛好家という・・・・プラントハンターである。
     土足で踏み込んで・・・異国に根こそぎ拉致する・・・・。
     だから・・・宇井清太は・・・蘭展で見る原種に・・・・望郷の悲しみを見る。
     東京ドームで喜んでいるとは思えない。
  
     宇井清太もプロだから・・・こんな感傷に浸って入ることはできないから、
     こういうことをかいているが・・・・・。
     この小さなプロトコームが生きられる「湿度」が自生地には必ずあるということである。
     この湿度こそ着生ランが生きる絶対の条件である。
     この絶対の湿度が・・・・これまでラン界では・・・・しばしば誤解されてきた。
     着生ランは乾燥を好むと・・・・。
     乾期はカラカラ・・・。
     とんでもない誤解である!!
     そんなカラカラなら・・・プロトコームはひとたまりもない!!


    ここのところを間違うとSUGOI-ne栽培は・・・・ほとんど「大失敗」する。
     自生地にもない乾燥を鉢に与えてしまう。
     鉢は前記したように地球の地面に繋がっていない。
     まして空中に釣った鉢。
     とんでもない栽培とランは思っているに違いない。
     ランはエアープラントではない!!

     空中では生きられないのである・・・着生ランは。
     ところが、狭い温室で・・・釣り鉢栽培を考えた・・・人間は。
     だけどラン菌の菌糸のことなど全然考えない。

     ラン菌の菌糸が乾期のプロコームに養分も水分も供給している!!
     このシステムは、ラン菌の菌糸が大地と繋がっているからである。
     水分のあるところから、水分のないところに菌糸が水を運んでいるのである。
     いかに乾期といえども、ランの自生地というのは完全な砂漠ではない。
     ランが自生している近くに、水分のある場所が必ずある。
     その場所にラン菌は菌糸を張り巡らしている。
     こういう説明をすると、SUGOI-ne栽培で「オシボリの湿度」という意味が理解出来よう。
     こういう湿度が、乾期のラン自生地には必ずあるからである。
     SUGOI-ne栽培は、これを真似ればよいのである。


     ところが着生ランについて間違った解釈というのは、
     雨期でも乾燥したところ好むのが着生ランだ・・・・・と思う人がいることである。
     前記したように乾燥を好むから樹の上を棲みかにしているのではないということ。
     植物が栄養生長する時期は多量の水分が必要なのである!!
     だから栄養生長できるのである。
     光合成するには多量の水が必要である。
     「炭水化合物」の炭水の水は・・・着生ランではスコールの雨水である。
  
     着生ラン栽培者で、6月、7月、8月にもSUGOI-ne栽培で2,3日潅水しない人がいた。
      大失敗した。
     光合成を考えない人。
     ところが水ゴケ栽培では根腐れが起きるから、この時期でも毎日潅水できなかった!!
     水ゴケの致命的な欠陥である。
     そういうことなのであるが、この毎日潅水しないことが着生ラン栽培によい事、常識だという。
     こういう常識を持っている人は、SUGOI-neでも真夏に潅水しない。
     とんでもない思い違いというか、無知に等しい考え方である。
     ランは水に溶けた養分を吸収するから、乾燥では養分も吸えない。
     尿素が吸えない。

  
     小さなプロコームが葉を発生させる養分は何処から吸収するか。
     これが、最も重要なことであるが、日本の蘭界は、このところを説明した本はない。
     ここのところが削除されてきたからSUGOI-ne栽培がわからない。
  
   プロとコームから葉が発生するにはエネルギーが必要である。
     ランのプロトコームには葉緑素がある。
     だから少しの光合成は出来ると考えられているが、葉を伸ばすほどのエネルギーを製造できない。
     この場面でラン菌がエネルギーを供給する。
     雨の「尿素」は窒素であるが、この尿素はエネルギーではない。
     プロトコームに必要なのは主に「糖」である。
     だからランの種子無菌培養、メリクロンでは培養基に「糖」を入れる!!


    このエネルギー源の「糖」がこれまで、農業、植物、園芸界で、
     植物栽培に大きく論じられたことはない。
     ラン菌は「材木腐朽菌」である。
     
樹の上、樹の下に落ち葉がある。
     ランの自生地にはコケが生えている、このコケの死骸。
     この貧しい植物残滓、死骸にラン菌は繁殖し、菌糸が出す酵素で、
     死骸のセルロース、リグニン、ペクチンの高分子炭素化合物を分解し、
     ランが吸収出来る低分子の「糖」を作り出している。
     この糖を供給する。
     同時に燐酸を供給する。

    この糖への加工は材木腐朽菌のみが出来る特許である!!
    この特許技術をランは利用したから生き残れた。
    ランは菌根植物である!!
    このことを日本の蘭界、世界の蘭界は無視してきた。
    だからラン菌にいない水ゴケ、バーク、軽石などで栽培してきた。
    とんでもない栽培法である。
    人間の自然の法則を無視した傲慢な栽培法である。

   
   世界で自生地でラン菌探索など科学的に行わなかった。
    当然植物分類学者は「菌類」など見向きもしない。
    ラン栽培など植物分類学は関係ナイからである。
    2004年に宇井清太は世界で初めてラン菌入りのコンポストSUGOI-neを開発した。
    しかし、ここで皆さんが戸惑ったのは・・・・
    自然界における材木腐朽菌の「炭素循環」ということが、全然理解出来ないことである。
    どんなランの本を見ても、聞いたこともなければ、見たこともない。
    ランの権威者????・・・そんなこと全然である。
    
    宇井清太????
    そんな者・・・大したことないヤツの言うこと・・・半信半疑。
    己の無知な物差しで・・・宇井清太の研究を計ると・・・こういうことになる。


   ランの自生地には「窒素循環」と「炭素循環」がある。
   地球温暖化の問題で炭酸ガスCO2の問題が毎日テレビに出ているのは、
   この地球上の「炭素循環」のことである。
   森が、植物がこのCO2で澱粉、炭水化合物を作り、セルロース、リグニン、ペクチンなどを作る。
   これを分解するのが微生物、材木腐朽菌による「炭素循環」。
   この澱粉から窒素を含む「たんぱく質」を植物は合成する。
   このたんぱく質を分解するのが「窒素循環」。
   だから動物性の液肥などランの肥料として売られている。
   これらは「窒素循環」の肥料である。
   アンモニアバクテリア、
   亜硝酸バクテリア、
   硝酸バクテリア。
   このバクテリアが雨の尿素を、植物、動物の死骸を分解して無機物の硝酸態窒素まで行う。
   これを植物は吸収する。
   これを化学薬品で置き換えたのが肥料として販売されている。
   ところが・・・・ランの肥料に「炭素循環」の思考はなかった。
   炭素循環の糖を化学薬品で置き換えることが出来ないからである。
   砂糖をブドウ糖を鉢に与えても・・・・植物の根は吸収できない。
   これを吸収出来るように出来るのは共生菌のラン菌のみである!!
   だから、これまでのラン菌のいないコンポストでは、この自生地の炭素循環が不可能であった。
   SUGOI-neのみ可能である。
   だからSUGOI-neは「革命」なのである。
   つまりランの自生地というのは、樹の上であっても、そこには、
   「窒素循環」
   「炭素循環」の両方の循環システムがあるのである。

   

   SUGOI-neで植えると元気良くなる!!
   ラン菌による炭素循環を再現したから・・・糖のエネルギーがランに供給されたからである。
   この糖で自生地ではプロトコームから葉が伸びる。   


   葉というのは植物の光合成プラントである。
   炭酸ガスと水から糖を作る工場である。
   ここで蘭界は大きな誤解をした。
   ランも葉が出れば、他の植物のように光合成のエネルギーで生きられるとしてきた。
   ラン菌の研究が削除された大きな原因でもある。
    自分の葉の光合成で生きられる植物を・・・・独立自養植物という。
    ランもこういう植物としてきた。
    だから、農業の作物のように肥料を与える栽培法が生まれた。
    菌根植物ということを忘れた栽培法が普及した。

   フラスコから出した途端、肥料で栽培する。
    ラン菌のいないコンポストで栽培してきた。

    フラスコだしを行うとき、プロトコームから葉が出た段階の小さな苗では、
    ほとんど水ゴケ、バーク、軽石では順化して助かることはない。
    この段階では光合成のエネルギーだけでは順化して根を伸ばすことは出来ない。
    だから、何回もフラスコに移植して、相当大きくなってからフラスコだしを行ってきた。
    この理由は・・・独立自養植物でないことを示している。
    ところがSUGOI-neでは、プロトコームを植えても発芽する。
    ラン菌が養分を供給するからである。
    2006年 宇井清太はSUGOI-neにCymbidiumの種子を蒔いて発芽に成功した。
    2007年 箭内敬典はSUGOI-neにニオイエビネを蒔いて発芽に成功した。
    宇井清太新発見のラン菌が・・・ほんとにラン菌であることが実証されたと同時に、
    このラン菌が自生地の炭素循環を鉢内に再現したことを意味している。

   

   
  4 風で落下する。
      自然は植物に優しくはない!
      根こそぎとばす暴風もある。
      着生ラン達は、樹の上に棲みかを選んだときから、この自然の猛威と闘わなければならなかった。
      植物の根本は大地にしっかりと根をおろすことで地上部の葉、茎を支える。
      7000年の屋久杉だろうが、タンポポだろうが、大地に根をおろす定住である。
      なぜ、定住できるかといえば根毛に「ペクチン」という糊があるからである。
      菌根にもペクチンがあるからである。
      土壌の粒子に夥しい根毛がピタリと接着する!!
      この理屈は着生ランであっても変わらない。
      砂漠の強風で砂上を転げまわるラクダクサ。
      サバンナで生きるエアープラントなどは・・・・例外中の例外であるが、
      それらの植物も伊達や酔狂でそうなっているのではない。
      安住の終の棲家を欲しいのである。

      着生ランも日に日に大きくなる。
      根が貧弱では、茎とのバランスがとれなくなれば、
      風が吹かなくとも、自重で落下する。

      そこで着生ランは、より強い「ペクチン」を備えた!!
      着生ランの根は吸水根、貯水根の役割の他に「支柱根」の役目を持つ。
      バンダなどの単茎種では・・・上に上に伸びるから、
      茎の途中から気根を伸ばす。
      空気が好きだから、酸素が好きだから伸ばすのではない。
      
      SUGOI−neで植えると、バンダも空中に根を伸ばさない!!
      SUGOI−neに向って伸び潜る。
      マングローブのような、トウキビのような「支柱根」になる。
      当然、SUGOI−neのラン菌は養分を供給する。
      水はSUGOI−neからも供給される。

      

     
  着生ラン
     SUGOI-ne栽培で失敗する理由


  ○  着生ランの自生地は熱帯、亜熱帯エリアのモンスーン気候エリアのアジア。
     熱帯、亜熱帯地方の中南米。
     一部温帯エリアまで自生する。

     こういう広範囲なエリアに自生しているが、失敗した人から話を聞いてみると、
     前記したように・・・・着生ランは・・・乾燥を好むから・・・・・着生ラン。
     この解釈した人に失敗が多い!!
     この人は・・・プロトコームのこと全然念頭にない!!
     全部大株を業者から買って栽培している人。
     赤ちゃんのことを考えない。
     前記したように、プロトコームが生存出来る湿度を常に考えること。

     こういう考えの人は、真夏にも乾燥させる。
     冬でも温室内は12度も加温すれば・・・・日本では初夏。
     熱帯エリアのアジア、中南米に自生する着生ランでは、
     SUGOI-ne栽培では絶対オシボリ以上の乾燥をさせてはならない。
     この温度はラン菌が猛烈に活動している時期だからである。
     乾燥させるとSUGOI-neから水分を収奪する。
     それでカチカチ・・・・カツオブシの硬さにまで・・・・脱水させる。
     SUGOI-neがカチカチで硬い・・・という人は・・・全部・・・・乾燥させた人。

    着生ランが自生するところは、ものすごく雨の降るところ!!
    夜霧、夜露、日中霧が深いところ。
    乾燥をこのんではいない・・・・着生ランは!!
    ここのところを絶対に間違わないこと。
   
   
    素焼き鉢で水ゴケ植えで、つり鉢。
    こんな状態を着生ランは喜んではいないのである。

   これを喜んでいると解釈した人は・・・・SUGOI-neで失敗する。
    ラン菌のことが全然念頭にないからである。
    着生ランの故郷は、栄養生長期には夥しい雨が降る!!
    乾期には深い霧、夜露がある!!
    これをSUGOI-ne栽培に応用すれば・・・・5月から9月は・・・毎日潅水である。
    9月から3月までは・・・・・オシボリの湿度厳守である。
    鉢はプラ鉢、ポリ鉢。
    このようにすれば・・・・少なくとも大失敗はない。
    これで根腐れは・・・起きない。
    これより上級になれば「ペクチン潅水法」で潅水すること。

   ようやくラン菌入りのSUGOI-neが開発された。
   間違いだらけのラン栽培法が、根本から書き換えなければならない状況である。

     
     
  
     
   SUGOI-ne栽培で失敗しない基礎勉強
 
    ラン菌。
    雑菌(キノコ、カビ)・・・・の勉強をすること。
    
    なぜラン作りなのにキノコ、雑菌の勉強をしなければならないのか????
    ここなのである。
    これまでの日本の、世界の蘭界のラン栽培法に欠落していたのは!!
    ランの自生地は無菌の状態ですか????
    ランの自生地というのは1ccの腐植の中に五億個???もの微生物が生息している世界である。
    人間の消化器官の胃、暢、大腸・・・何兆個の微生物が生息している。
    その重量は1kgになるとも・・・。
    ランの自生地というのは前記したように微生物による「窒素循環」「炭素循環」の世界である。
    ランの根の張っているエリアは・・・微生物が支配する世界である!!
    この世界を蘭界は・・・全然削除してきた。
    この削除の上で水ゴケだ、軽石だ、バークだ、杉皮だ・・・と論じてきた。
    排水、保水の問題では説明付かない・・・根腐れは!!

    宇井清太が発見した「ラン菌」。
    このラン菌は約8℃以上30℃の範囲の温度で生育、繁殖する。
    これより低温、高温では生育、繁殖は緩慢である。
    0℃から低温では生育、繁殖は停止し休眠状態になる。

    
このことから8℃から30℃の温度のとき、このラン菌は多量の水分を吸収する。
    だから絶対オシボリ以上の乾燥をさせてはならないのである。
    カトレア栽培では8℃より冬でも高い温度に加温している。
    秋の9月、10月でも8℃よりは高い。
    だからオシボリより乾燥させてはならない。

    SUGOI−neには宇井清太新発見のラン菌がいる!!!
    そのようにSUGOI−neのパンフに記している。
    
    ところが、蘭栽培者は・・・これまで微生物、ラン菌、キノコ・・・・カビの勉強をしてこなかった。
    蘭が・・・・ラン菌と「共生」していることを知りながら!!
    ラン菌より・・「根腐れ」の問題が重要だった!!
    自生地では根腐れなどないのに。
    
    乾燥させたらどうなる?????
     最も潅水が少ない場合は・・・・・アオカビが出る。  
SUGOI−ne栽培の大失敗。
     その次乾燥させた場合は・・・・シイタケ、ヒラタケ、ナラタケ・・・・その他のキノコ。
SUGOI−ne栽培の大失敗。
     的確に潅水した場合は・・・・宇井清太新発見のラン菌が繁殖する。 
SUGOI−ne栽培の大成功。
                      この場合は、シイタケ、ヒラタケなどの雑菌のキノコは生えることはない!!
     これより多く潅水した場合・・・・SUGOI−ne栽培は大成功。
                       8℃以上の温度では根腐れは起きないように作った。

    
    
  宇井清太が・・・・
  なぜSUGOI−neの栽培を完成できたかであるが・・・・
  それは40年前にメリクロンの研究しているとき・・・・キノコ培養・・・・を勉強したからである。
  その時「カツオブシ製造」も勉強した。
  アオカビ、雑菌の吸水、繁殖を勉強した。

  蘭の自生地を研究する人は、自生地における微生物、菌類の研究をしなければ、
  蘭を見た、研究したことにはならないのである。
  ところが、蘭界の歴史は、新種発見のプラントハンター・・・・の歴史だから、
  微生物、菌類など全然関係なく発展してきた。
  この流れは現在も続いている。
  パフィオなどでは・・・新種が発見されると・・・大騒ぎするようであるが、
  共生しているラン菌のことなど・・・・視野にも入らない。
  こういう状態で栽培したらどうなる???・
  結果は屍・・・累々となる。
  これまでのコンポストでは・・・・どう頑張っても解決も、説明も出来ない。

  植物分類学は・・・神が創ったものの整理、リスト作成である。
   蘭環境学、蘭栽培学、蘭発生学とは根本から異なる。
   でも、蘭界の権威者は・・・植物分類学を色濃くもっていないといけない。
                   原種の名前を多く覚えていないといけない。
                   原種の識別が出来なければならない。


 SUGOI−neの開発で・・・・
  もう一つ多く勉強し、覚えなければならなくなった!!
  ラン菌、雑菌・・・・のこと。
  「炭素循環」のこと。

 まことに蘭は・・・・奥が深いのである。
 SUGOI−ne栽培してみると・・・・・自分の蘭知識、栽培技能、経験のレベルが一目で解かる。
 リトマス試験紙みたいなものである。
 SUGOI−neをダメと否定した人は、この自生地の微生物、自分の腸の微生物を知らなかった人である。
 ラン栽培というのは自然の摂理、法則を勉強することで、蘭だけ勉強しても大成しない。
 炭素循環を勉強し、蘭に腐生ランのあることを知ることである。
 
 どうも近頃、中間の過程を削除して、いきなりゴールの「花を咲かせる」ことを望み、期待する人多くなった。
 日本全体の風潮であるが、植物栽培は種を蒔いて、育て、毎日の生長を楽しむ趣味なのである。
 先を急いで、カネにもの言わせて、原種の珍種をコレクションしても、それはカネあれば出来ることであるが、
 最も簡単なことであるが、栽培技術と言うのはカネでは買うこと出来ない。
 そういうことである。

 SUGOI−ne栽培では初心者が大成功した。
 宇井清太の説明通りしたからである。
 中途半端な経験、知識のある人・・・失敗した。
 この意味は・・・・書かなくとも理解出来るだろう

   
   

       
 

 著作権所有者  宇井清太
  著作権に関わる全ての行為を禁じます。

  SUGOI-ne栽培講座    カトレア栽培の失敗の原因は・・・・コレダ!!

       着生ランとSUGOI-ne栽培  
                               勘違いからの失敗
           着生ランは乾燥が好き????とんでもない誤解である!
                                                     宇井清太
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